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酸化力・還元力の序列の判定

高校物理参考書『高校物理発想法』を出版しました。

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化学の試験問題で、自発的に起こる反応あるいは自発的に起こらない反応を挙げて、反応に関わる物質間で酸化力・還元力の序列を問う問題があります。

問題:KBr水溶液にCl2を加えるとBr2が生じて黄褐色になる。

Cl2+2KBr→2KCl+Br2

①この反応で酸化剤、還元剤はなにか
②逆反応の酸化剤、還元剤はなにか
③、①②の酸化剤はどちらが酸化力が強いか。還元剤の還元力はどうか。

①は酸化剤がCl2、還元剤がBr。②は酸化剤がBr2、還元剤がCl
③がこの投稿のテーマですが、端的に言って、反応式が右に進む場合、酸化剤、還元剤とも左辺にある物質のほうが強い、ということが言えます。この問題では酸化力Cl2>Br2、還元力Br>Clです。

酸化力・還元力

このビジュアルで覚えてください。問題で与えられた反応を反応式にして、酸化剤・還元剤を見極め、反応が進む向きに、強→弱です。ハロゲンの単体分子の酸化力ぐらいだったら暗記しているかもしれませんが、さまざまな物質が出てくる場合は今回のやり方で判定してください。

おまけ、酸化力・還元力の判定に加えて、わたしが似ていると思うもの。塩と酸の反応の反応予想。

弱酸の塩+強い酸→強酸の塩+弱い酸

揮発性の酸の塩+不揮発性の酸→不揮発性の酸の塩+揮発性の酸(要加熱)

右向きの反応がおこり、左向きは普通おこりません(下は加熱した場合)。酸を塩基と置き換えても成り立ちます。

 

『高校化学 中和滴定』『高校化学 気体の製法の理論を整理すると』『高校化学 熱化学方程式の問題の解き方』を出版しました。kindle出版です。

未知の酸または塩基の濃度を決定する操作を「中和滴定」といいます。中和滴定について高校化学で必要な知識をまとめます。教科書ではあまり取り上げられていないちょっとしたコツも紹介したいと思います。詳しくはこちらを。

高校化学でさまざまな気体の製法を学びますが、その理論をあまり整理せずに、雑然と覚えている人が多いような気がします。本書ではそれらをキチンと整理します。

高校化学の熱化学方程式の問題は、場当たり的に解くのではなく、整理して系統的に解くべきです。それをまとめました。

わたくし、大阪の家庭教師が高校物理の参考書を出版しました。

タイトルは『高校物理発想法~あやふやな理解を明確に~』です。

『§3 v-t図の考え方』より

「物体の運動を考察する際、v-t図を使うと分かりやすい場合があります。v-t図の用い方は知っている人も多いかと思いますが、ひとつ喚起しておきたいことがあります。v-t図を作図せよ」、という設問があったら、それは、「これ以降の設問でv-t図を利用して解けば簡単に解けますよ」という誘導である場合が多い、ということです。物理の入試問題では、いかに出題者の誘導に乗るか、ということもポイントになってきますので、こういうこともしっかり押さえておきましょう。」

このように受験生が本当に必要としている実践的な知識を載せました。

『§4 「エネルギー保存の法則」「運動量保存の法則」の式をたてる際に注意すること』より

「運動量保存の法則は、「内力だけが働く系では、運動量の和が保存する」というものです。ここで運動量はベクトルですから分解することができます。すると、外力が働いていてもそれが一方向を向いていれば、それに垂直な方向は内力だけが働くことになりますから、その方向の運動量は保存します。したがって運動量保存を使うときは、まず働く力全てを内力と外力に区別し、外力が一方向を向いていないか調べることからはじめます。

教科書に載っている法則をただ覚えているだけではダメです。問題を解くとき具体的にどう使うのかまで理解していなくてはいけません。法則の正しい用い方を明確に説明しました。

他の参考書では書いていないような受験生が本当に必要としている事項満載です。

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