カテゴリー別アーカイブ: 物理

高校化学の学び方

高校化学の学び方について述べます。

おおまかに、数式にして解く理論と覚えなければいけない暗記事項に分かれると思います。

理論は

①変化の中で一定に保たれるものを見つけて等式をつくる

(主にmol数の等式)

②比例関係を見抜く

H+OH11で反応するなど)

基本的に等式を立てて解くのですから、変化の前後で等しいものはなんだろう、と考えます。入試問題で、複雑な状況設定にしてあっても、要は、等しいものを見つければよいです。

暗記事項ですが、暗記のコツは

○最初から順番にすべて覚えようとしない

おおまかな構造(目次、章立て)から、だんだん細かい内容に

○ビジュアル重視、聴覚も

紙面のあの辺に書いてあった

何色で書いてあった、太字だった

写真が載っていた

あんな形だった

○声に出す、書いてみる

化学の内容は、いろんなところでいろいろにつながっています。ですから、網の目状にいろんなところにフックをかけながら、有機的に覚えていきます。フックが多ければ多いほど記憶は強化されますので、自分なりにいろいろ関係づけてやればよいでしょう。語呂合わせなんかもありです。

わたしが考えたわたしなりのフック

あとはなにを暗記すべきなのかという問題が残りますが、わたくし、大阪の家庭教師の指導ではなにを覚えるか的確に教えます。

 

わたくし、大阪の家庭教師の著書

 

レンズの問題の式的構造

高校物理の波動の範囲でレンズについて学びます。

レンズの問題で用いる式は次の2つです。

写像公式

 

 

倍率の式

 

 

 

aは光源の位置、bは像の位置、fは焦点距離、mは倍率です。a、b、fには正負があります。各自確認しておいてください。

それで、例えば、倍率の出てこない問題だったら、使う式は写像公式のみです。写像公式に出てくる未知数はa、b、fの3つです。式1つに未知数3つですから、あと2つ条件が与えられていないと解けません。逆から考えると、答えが導けるためには、問題文中に必ず2つ条件が与えられているということです。ですから、条件2つを探しながら問題を読み、見つかったら、もうあとは解くだけという状況なわけです。

倍率の出てくる問題だったら、式2つに未知数4つですから、これも、問題文中に未知数が2つ与えられているはず、と考えます。

このように式的構造が見えていると、迷いなく解答を進めることができます。

レンズの問題に限らず、「未知数3つで、いま、立っている式は2つだから、あともう1つ条件を見つければいいのだな」、というふうに考えると、スムーズな解答ができます。

今回述べたことは、拙著『高校物理発想法』で詳しく解説しています。

 

常にディメンションを意識した表記にしよう。

物理の問題を解いて、次のような答えになったとします。

 

 

この表記はなんだかよくわからない、好ましくない表記です。こういう場合、次のようにすると

 

 

非常に分かりやすいです。T/TとV/VがノーディメンションでP1とP2のディメンションが等しい、と一目瞭然です。

このように、ディメンションを意識した表記にすると、早く、ミスが少なく、集中力を保って、解答することができます。

次に

 

 

 

 

このように運動量保存とエネルギー保存の2式が立ったとします。vとhが未知数です。

運動量保存を変形して、エネルギー保存に代入すると

 

 

 

 

 

これをhについて解くのですが、次のようにしてしまうと

 

 

 

なんとなく見づらいです。ここは

 

 

 

とするとどうでしょう。1/2mv02をひと固まりのエネルギー見るわけです。見やすくありませんか?

ここから

 

 

 

 

 

 

 

と変形します。非常にスッキリしますね。自分がどういう変形をしているのかも明確です。

常にディメンションを意識した表記にすれば、得点アップがはかれます。

参照 ディメンションを確認する

ディメンションについて、拙著『高校物理発想法』で詳しく解説してあります。参考にしてみてください。

『高校物理発想法』の詳しい紹介はこちら

なお、近日発売予定の『東大物理攻略マニュアル(仮)』にても詳しく説明しています。

 

『高校物理 気体の分子運動論』をkindle出版しました。

わたくし、大阪の家庭教師がkindleで『高校物理 気体の分子運動論』を出版しました。

一部内容を紹介します。

「まず、気体の分子運動論の目的は何か、何のためにこんなことを考えているのか、という落としどころが見えていたほうがよいです。容器に気体が封入されているとします。すると容器の壁に圧力がかかります。この圧力の原因は何か、というのが目的意識です。この原因をボルツマンを中心とする物理学者たちは、気体は膨大な数の微小な粒子・分子の集合がランダムな熱運動をしている状態であり、その分子が壁に衝突することによって圧力が生じているのだ、と考えました(この説に、分子なんてあるかないかわからないものを仮定するのはおかしいと反対する人たちがいて、この人たちはボルツマンの活動を妨害しました。それが原因かどうかはわかりませんが、ボルツマンは自殺しました。結局、現在はボルツマンの説が受け入れられています)。それなら、気体分子の運動と圧力の関係を端的に表す関係式が欲しい、気体分子の速度と圧力の関係はどのようなものか求めてみよう、というのが気体の分子運動論のテーマです。」

気体の分子運動論ってなに?なんのためにこんなこと考えてるの?という人が結構いると思うので、目的を明確にしておきました。

「この力積は分子が一定時間間隔で壁Aにコーン、コーンと当たるごとに与えた力積の合計です。与える力積は時間経過の中でバラバラ(離散的)なわけです。しかし、壁が気体から受ける圧力は時間の中でバラバラではありません、一定です。そこでこのバラバラの力積を合計したものを時間tの間に均します。衝突ごとにバラバラに力積を与えるのではなくて、時間tの間同じ大きさの平均の力fバーが継続的に力積を与えると考えるのです。グラフにすると下図のようです。

このように、わかりやすい言葉で、図を用いて、解説しました。

気体の分子運動論がピーンとこないという人は是非参考にしてみてください。

 

拙著『高校物理発想法』を紹介します。これはkindleではなく、紙媒体の本です。

『§3 v-t図の考え方』より
「物体の運動を考察する際、v-t図を使うと分かりやすい場合があります。v-t図の用い方は知っている人も多いかと思いますが、ひとつ喚起しておきたいことがあります。「v-t図を作図せよ」、という設問があったら、それは、「これ以降の設問でv-t図を利用して解けば簡単に解けますよ」という誘導である場合が多い、ということです。物理の入試問題では、いかに出題者の誘導に乗るか、ということもポイントになってきますので、こういうこともしっかり押さえておきましょう。」
このように受験生が本当に必要としている実践的な知識を載せました。

『§4 「エネルギー保存の法則」「運動量保存の法則」の式をたてる際に注意すること』より
「運動量保存の法則は、「内力だけが働く系では、運動量の和が保存する」というものです。ここで運動量はベクトルですから分解することができます。すると、外力が働いていてもそれが一方向を向いていれば、それに垂直な方向は内力だけが働くことになりますから、その方向の運動量は保存します。したがって運動量保存を使うときは、まず働く力全てを内力と外力に区別し、外力が一方向を向いていないか調べることからはじめます。」
教科書に載っている法則をただ覚えているだけではダメです。問題を解くとき具体的にどう使うのかまで理解していなくてはいけません。法則の正しい用い方を明確に説明しました。

このように他の参考書では書いていないような受験生が本当に必要としている事項満載です。

詳しくはこちらをどうぞ

 

 

 

 

鉛直面内の円運動と仕事(教えて!gooより)

教えて!gooに下のような質問がよせられました。

、この物理基礎の問題を丁寧に 解説してください!!まったくわかりません。

簡単な解説は回答に示しておきました。ここではもう少し詳しく説明します。

要するに鉛直面内での糸の張力による円運動において重力と張力のする仕事はいくらかという問題です。

仕事=力の大きさ×変位の大きさ×cos(力と変位の成す角)

=力の大きさ×力方向の変位の大きさ

あるいは

仕事=力ベクトルと変位ベクトルの内積

変位とは向きも含めた移動距離のことです。例えば「右に2[m]」などです。

ベクトルの内積については数学で習います。高校物理では内積を使わずに教えるようですが、内積を用いて理解するほうが良いです。数学で習ったら物理の仕事に戻ってみてください。

それで鉛直面内の円運動と仕事です。まず重力ですが、重力は鉛直向きです。ですから物体が鉛直方向にどれだけ移動したのかが分かれば仕事は求まります。水平方向の変位は考えてはいけません。この問題の例では、鉛直下向きに0.10[m]変位しています。重力は鉛直下向きに5.0[kg]×9.8[m/s2]=49[N]です。よって仕事は49[N]×0.10[m]=4.9[J]です。

こんどは張力が下仕事です。ここで「仕事=力の大きさ×変位の大きさ×cos(力と変位の成す角)」を思い出してほしいのですが、この式から力と変位の成す角が90°であればcos90°=0ですから仕事は0であることが分かります。力と直角な方向に物体が動いても、力は仕事をしたことにはならないということです。この円運動では各瞬間変位の向きは円の接線方向を向いています。張力は円の径方向ですから、各瞬間の力と変位は垂直です。よって各瞬間張力のする仕事は0で、すべての時間を通しても仕事は0です。

少し難しい説明をすると、張力と物体の速度が一定と見なせるような微小時間Δtの間に張力が下仕事をΔWとおきましょう。一定の力をF、速さをvとします。この微小時間の移動距離はvΔtで、力と変位の成す角は90°です。よってΔW=FvΔtcos90°=0となってやはり仕事は0です。

ベクトルを用いると

ΔW=(力ベクトル)と(速度ベクトル×Δt)の内積

で、互いに垂直な2つのベクトルの内積は0ですからΔW=0です。

物理において仕事はとても大切なところなのでしっかり理解しましょう。

今回のポイントは

力と変位が垂直なら仕事は0

仕事を求めるとき、力と垂直な方向の変位は無視して、力方向の変位だけを考えると良い

 

仕事に関して、拙著『高校物理発想法』で詳しく説明しています。

『高校物理発想法』を紹介します。

『§3 v-t図の考え方』より

「物体の運動を考察する際、v-t図を使うと分かりやすい場合があります。v-t図の用い方は知っている人も多いかと思いますが、ひとつ喚起しておきたいことがあります。v-t図を作図せよ」、という設問があったら、それは、「これ以降の設問でv-t図を利用して解けば簡単に解けますよ」という誘導である場合が多い、ということです。物理の入試問題では、いかに出題者の誘導に乗るか、ということもポイントになってきますので、こういうこともしっかり押さえておきましょう。」

このように受験生が本当に必要としている実践的な知識を載せました。

『§4 「エネルギー保存の法則」「運動量保存の法則」の式をたてる際に注意すること』より

「運動量保存の法則は、「内力だけが働く系では、運動量の和が保存する」というものです。ここで運動量はベクトルですから分解することができます。すると、外力が働いていてもそれが一方向を向いていれば、それに垂直な方向は内力だけが働くことになりますから、その方向の運動量は保存します。したがって運動量保存を使うときは、まず働く力全てを内力と外力に区別し、外力が一方向を向いていないか調べることからはじめます。

教科書に載っている法則をただ覚えているだけではダメです。問題を解くとき具体的にどう使うのかまで理解していなくてはいけません。法則の正しい用い方を明確に説明しました。

他の参考書では書いていないような受験生が本当に必要としている事項満載です。

詳しくはこちらをどうぞ

同心球コンデンサの電気容量(教えて!gooより)

教えてgoo!の質問に答えたいと思います。

「電磁気学の問題です」

同心球コンデンサがあり、その内半径a[m]、外半径b[m]であるとき、球の中心を通る平面で2等分し、その半径にεの誘電体を満たすと全体の静電容量はいくらになるか

という問題です。質問ページ(上のリンク)に図がありますので参照してください。

まずガウスの法則について説明します。

電場の強さがE[N/C]の場所で、その電場に垂直な単位面積をつらぬく電気力線の本数をE[本/m2]と約束します。Q[C]の点電荷があって、その点電荷を中心とする半径rの球上の電場の強さはクーロンの法則からE=kQ/r2 で向きは球面に垂直ですから、この球面をつらぬく電気力線の本数をN[本]とすると、先程の約束に従ってN[本]=E[本/m2]×4πr2[m2]=4πkQ[本]です。ところで点電荷を囲む閉曲面をつらぬく電気力線の本数は閉曲面がどんな形をしていても同じですね。ということは閉曲面をつらぬく電気力線の本数Nは、閉曲面内に存在する電荷をQ[C]とするとN=4πkQが言えます。さらにその閉曲面上で電場の強さEが一定で閉曲面を垂直につらぬいているのなら閉曲面の面積をSとするとN=ESですから、結局4πkQ=ESになります。ここで真空のクーロン力定数kに対して真空の誘電率ε0を4πkε0=1と約束すると

Q/ε0=ES

これがガウスの法則です。使い方は、まず電荷を囲む閉曲面を設定します。閉曲面上で電場が強さ一定で垂直につらぬくように設定するのがコツです。そして先の式を立てます。すると電場Eが求まるという段取りです。

比誘電率εrの誘電体中では

Q/εrε0=ES

Q/ε=ES (ε=εrε0とおいた。これを誘電体中の誘電率という)

と真空中のガウスの法則と同様の式が成り立ちます。

それでは問題を解いていきます。真空のほうの半球をA、誘電体があるほうの半球をBと呼ぶことにしましょう。A側とB側で蓄えられている電荷が異なります。QA、QBとおきましょう。内球、外球とも一体の導体ですからそれぞれ全体が等電位です。内球が外球より電位がV高いとおきます。Q=QA+QBとしてQ=CVのCが求めるものです。電位差がA側、B側で同じですから、電場もA側、B側で同様になっています。ここでガウスの法則を使います。閉曲面を設定するのでしたね。A側に半径rの半球の閉曲面を設定しましょう。平面の部分には電場はありません。球面の部分は電場の強さは一定で垂直につらぬいています。この強さをE(r)とおきましょう。するとガウスの法則から

QA0=E(r)・4πr2/2

B側も同様に考えて

QB/ε=E(r)・4πr2/2

よってQB=ε/ε・QA

またE(r)=QA/2πε0r2

電位と電場の関係よりV=∫E(r)dr(積分範囲はaからb)

V=∫(QA/2πε0r2)dr

これを解いてV=QA/2πε0・(1/a-1/b)

これらをQ=CVに代入して

QA+ε/ε0・QA=C{QA/2πε0・(1/a-1/b)}

∴C=2π(ε0+ε)/(1/a-1/b)

以上が解答です。この問題は積分を使いますので高校物理の範囲を逸脱していますが、閉曲面を設定してガウスの法則を用いるという解法は身に着けたいです。

拙著『高校物理発想法』でガウスの法則の使い方を詳しく解説しています。

『高校物理発想法』を紹介します。

『§3 v-t図の考え方』より

「物体の運動を考察する際、v-t図を使うと分かりやすい場合があります。v-t図の用い方は知っている人も多いかと思いますが、ひとつ喚起しておきたいことがあります。v-t図を作図せよ」、という設問があったら、それは、「これ以降の設問でv-t図を利用して解けば簡単に解けますよ」という誘導である場合が多い、ということです。物理の入試問題では、いかに出題者の誘導に乗るか、ということもポイントになってきますので、こういうこともしっかり押さえておきましょう。」

このように受験生が本当に必要としている実践的な知識を載せました。

『§4 「エネルギー保存の法則」「運動量保存の法則」の式をたてる際に注意すること』より

「運動量保存の法則は、「内力だけが働く系では、運動量の和が保存する」というものです。ここで運動量はベクトルですから分解することができます。すると、外力が働いていてもそれが一方向を向いていれば、それに垂直な方向は内力だけが働くことになりますから、その方向の運動量は保存します。したがって運動量保存を使うときは、まず働く力全てを内力と外力に区別し、外力が一方向を向いていないか調べることからはじめます。

教科書に載っている法則をただ覚えているだけではダメです。問題を解くとき具体的にどう使うのかまで理解していなくてはいけません。法則の正しい用い方を明確に説明しました。

他の参考書では書いていないような受験生が本当に必要としている事項満載です。

詳しくはこちらをどうぞ

『高校物理発想法』の書店在庫

『高校物理発想法』のジュンク堂書店、MARUZEN、紀伊国屋書店の在庫情報です。

ジュンク堂書店、MARUZEN

紀伊国屋書店

『高校物理発想法』の詳しい紹介はこちら

『高校物理発想法』出版

大阪の家庭教師が高校物理の参考書を出版しました。

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タイトルは『高校物理発想法~あやふやな理解を明確に~』です。

理解があやふやになりがちなところをズバリと指摘。教科書に書いているような知識事項だけではなく、それを使ってどのように解くのか、という発想法に重点をおいて解説した、これまでに例を見ない画期的な参考書です。

本文から注目すべき内容を引きます。

『§3 v-t図の考え方』より

「物体の運動を考察する際、v-t図を使うと分かりやすい場合があります。v-t図の用い方は知っている人も多いかと思いますが、ひとつ喚起しておきたいことがあります。v-t図を作図せよ」、という設問があったら、それは、「これ以降の設問でv-t図を利用して解けば簡単に解けますよ」という誘導である場合が多い、ということです。物理の入試問題では、いかに出題者の誘導に乗るか、ということもポイントになってきますので、こういうこともしっかり押さえておきましょう。」

このように実践的な知識も載っています。

『§4 「エネルギー保存の法則」「運動量保存の法則」の式をたてる際に注意すること』より

運動量保存の法則は、「内力だけが働く系では、運動量の和が保存する」というものです。ここで運動量はベクトルですから分解することができます。すると、外力が働いていてもそれが一方向を向いていれば、それに垂直な方向は内力だけが働くことになりますから、その方向の運動量は保存します。したがって運動量保存を使うときは、まず働く力全てを内力と外力に区別し、外力が一方向を向いていないか調べることからはじめます。

教科書に載っている法則をただ覚えているだけではダメです。問題を解くとき具体的にどう使うのかまで理解していなくてはいけません。法則の正しい用い方を明確に説明しました。

『§20 方程式の解き方』より

「未知数が3つで式が3式立った、あとは解くだけ、しかし方程式が解けない、あるいは解く時間がない、というケースがあったとします。そういう場合は、解答用紙に「未知数3つで式が3つだから、これを解けば解は求まる」などと書いて部分点獲得を狙いましょう。」

1点でも多く得点しようとすることも大切です。

『§41 レンズの問題の式的構造』より

「レンズの問題は、基本的に次の2式で解けるようになっています。

 1/a+1/b=1/f・・・①

 |b/a|=m・・・②

a:光源の位置、b:像の位置、f:焦点距離、m:倍率

 変数がabfm4つで式が①②の2つですから、問題文中に条件として、変数の内2つが与えられているか、あるいは①②とは別の2つの条件が与えられているはずです。そうでないと答えを求めることができません。問題のこういう式的構造が見えていれば、解答をスムーズに進められます。」「レンズの問題に限らず、「未知数が3つで、今、式が2つ立っているから、あともう1式条件がいるな」というふうに式的構造を意識しながら解答を進めると、見通しが良くなります。」

受験物理で意識すると良い方法論も載っています。

『§75 粒子性と波動性をつなぐもの』より

「光子のエネルギーE=hν、ドブロイ波長λ=h/pは覚えなければいけませんが、ただ覚えるのではなく

E=hν、 p=h/λ は粒子性と波動性をつなぐ式である

としっかり意味づけて覚えるべきです。」「次のことを覚えておくとよいでしょう。高校の範囲では、電子に関して粒子性と波動性をつなぐ式はp=h/λ の1式しかない、ということです。したがって、電子に関して粒子性と波動性の関係を問う問題がでたら、式の選択に迷う余地はありません。このことを把握していると電子波の問題の見通しはかなりよくなります。」

このように何をどのように覚えておくべきなのかはっきり指摘しました。

それと、私が指導するときに念頭においていることにうっかりミスを防ぎたいというのがあります。
物理という科目は非常にうっかりミスを犯しやすい科目です。移項するときに正負変えるのを忘れる、割り算で分母分子ひっくり返すのを忘れる、消した文字を復活させてしまうetc。そこで『§4 ディメンション』『§13 特別なケースを考える』などでうっかりミスを防止する手立てを述べました。大学受験において、ライバルたちのレベルがそう極端に異なることはないでしょう。そうすると、合否を分けるのはうっかりミスだと思うのです。そういう意味でここはかなり重要です。

以上、私が家庭教師の仕事で得た豊富な教訓を生かした貴重な内容になっています。他の参考書では書いていないような受験生が本当に必要としている知識満載です。物理高得点を目指すなら是非手に入れてください。

フォーラム・Aより出版です。

 

どの参考書・問題集を使うか(物理編)

高校物理参考書『高校物理発想法』を出版しました。

詳しくはこちら

おすすめの高校物理参考書・問題集を紹介します。化学はこちら

受験勉強においてどの問題集を使うべきなのか、というのは非常に重要な問題です。

まず言っておかなくてはならないのが、やはり一人ひとりあうあわないがあるということです。

人が「これはすごくいいよ」と言ったものでも、別の人にもあうとは限りません。

自分にあうものがみつかるまでどんどん参考書・問題集を買いあさるというのもありです。

あうものが見つかったら、それ以上は手を広げずに、その問題集の問題ならすべてスムーズに解けるようになるまで繰り返したほうがよいでしょう。手を広げると知らないうちに、同じ分野ばかりやっていたり、あまり手をつけていない分野ができていたりします。

以下に述べることは一般的なことで受験生全員に必ず当てはまるということではないということに注意してください。

〇物理がそれほど得意ではない人

高校物理がかなり難しいと感じる人は、基本問題を確実に得点したいです。そこで『リードα』(数研出版)や『セミナー』(第一学習社)などの教科書傍用問題集(おそらく学校指定で購入している)を繰り返して、高校物理の基本を身に着けることです。答えがあうだけではなく、なぜこう解くのか、この式が成り立つ理由はなにか、まで言えるようになっていればベストです。『リードα』『セミナー』の問題が楽々できるようになっていれば、入試の基本問題は解けますし、応用問題もある程度とれるでしょう。合格可能な得点はできます。手を広げるより、繰り返してあやふやなところがなくなるまでやりたいです。

〇物理を得点源にしたい人、難関校を目指す人

ここはスタンダードに『物理重要問題集』(数研出版)でしょう。

これは毎年アップデートして発行されており、高校物理ではもっともポピュラーで信頼度の高い問題集です。通称「重問(ジュウモン)」です。良問ばかりですし、毎年アップデートされているので最近の傾向も反映しています。

はっきり言って、余程の難関校で高得点を目指すのでない限り、これをやれば十分でしょう。重問を繰り返し、解説等もすべて理解し、答えがあうだけでなく、なぜこう解くのか、法則が成り立つ理由等まで完璧に言える、ここまで達していれば、どこの大学でも合格可能得点を取れるでしょう。手を広げる必要はありません。

〇最難関校で高得点を目指す人

東大・京大クラスで満点に近い点を目指したいという人、重問では飽き足らない人には、『難問題の系統とその解き方 物理』(ニュートンプレス)がよいでしょう。

通称「難系(ナンケイ)」です。難問をチョイスしてあり、問題数もかなりの量です。用い方としては、まず例題をすべてやりましょう。例題というと簡単な問題を挙げてあるのかと思ってしまいますが、例題というよりは難問のうちの典型問題です。ですので、まず例題を繰り返しましょう。その上でまだ余力がある人は演習問題をやるとよいです。演習問題はかなりの量なのですべてやろうと思うと受験までに手が回らないかもしれません。余程自信と余裕のある人以外は例題をやれば十分です。

基本は重問、難系は余裕のある人です。

難系以外のハイレベル問題集には、『理論物理への道標 上下』(河合塾)、『新・物理入門問題演習』(駿台)があります。

『道標』はいかに物理法則が自然現象を説明するのか、というのがテーマなようです。その手の入試問題をセレクトしてあります。最近、改訂されたのですが、近年京大で出題された、高校物理の範囲でGPSを説明するには、という問題が、すかさず採用されました。高校の範囲外のことも教育的な観点から掲載されており、大学で物理を学ぼうと思っている人には向くかもしれません。受験に役立つかどうかは?ですが。

いろいろと有名な山本義隆先生の参考書・問題集。入門とありますが、またっく初心者向けではなく、かなりコアな本質的なところまで掘り下げています。これも、将来物理の道を目指す人向け。

入手しにくいですが、『坂間の物理』というのもあります。

 

以上、自分にあう問題集を見つけて繰り返し、あとは赤本で志望校の出題形式や傾向を確認します。

最後に言っておきたいのがうっかりミスです。自宅で問題集をやっていて、うっかりミスをしたとき、「ちょっとミスった」くらいで重要視せず通り過ぎてしまいがちだと思います。しかし、考えてみてください。入試本番でうっかりミスをしたとしたらどうでしょう。採点官は、これはうっかりミスだからと手心を加えてくれたりはしません。設問の最初のほうでうっかりミスをしてそれを用いて最後まで解答してしまったら、全滅もありえます。物理は非常にうっかりミスを犯しやすい科目です。同じ大学を受験する人はだいたい同じレベルの学力なのですから、合否を分けるのはうっかりミスだと言ってもよいでしょう。難しくて解けない問題は得点できなくてもそれは仕方がないことですし、ほかの受験生にも難しい問題のはずです。ところが分かる問題を得点できないのは非常に痛いです。

問題集を独習するとき、いかにうっかりミスをしないかにも気を配ってください。以下のページも参考にしてください。

ディメンションを確認する

特別な場合を考える

これらのことは私が書いた参考書『高校物理発想法~あやふやな理解を明確に~』でも詳しく解説しています。

高校物理発想法

高校物理発想法

以上を参考に自分に合った勉強法を見つけてください。

『高校化学 中和滴定』『高校化学 気体の製法の理論を整理すると』『高校化学 熱化学方程式の問題の解き方』を出版しました。kindle出版です。

未知の酸または塩基の濃度を決定する操作を「中和滴定」といいます。中和滴定について高校化学で必要な知識をまとめます。教科書ではあまり取り上げられていないちょっとしたコツも紹介したいと思います。詳しくはこちらを。

高校化学でさまざまな気体の製法を学びますが、その理論をあまり整理せずに、雑然と覚えている人が多いような気がします。本書ではそれらをキチンと整理します。

高校化学の熱化学方程式の問題は、場当たり的に解くのではなく、整理して系統的に解くべきです。それをまとめました。

わたくし、大阪の家庭教師が高校物理の参考書を出版しました。

タイトルは『高校物理発想法~あやふやな理解を明確に~』です。

『§3 v-t図の考え方』より

「物体の運動を考察する際、v-t図を使うと分かりやすい場合があります。v-t図の用い方は知っている人も多いかと思いますが、ひとつ喚起しておきたいことがあります。v-t図を作図せよ」、という設問があったら、それは、「これ以降の設問でv-t図を利用して解けば簡単に解けますよ」という誘導である場合が多い、ということです。物理の入試問題では、いかに出題者の誘導に乗るか、ということもポイントになってきますので、こういうこともしっかり押さえておきましょう。」

このように受験生が本当に必要としている実践的な知識を載せました。

『§4 「エネルギー保存の法則」「運動量保存の法則」の式をたてる際に注意すること』より

「運動量保存の法則は、「内力だけが働く系では、運動量の和が保存する」というものです。ここで運動量はベクトルですから分解することができます。すると、外力が働いていてもそれが一方向を向いていれば、それに垂直な方向は内力だけが働くことになりますから、その方向の運動量は保存します。したがって運動量保存を使うときは、まず働く力全てを内力と外力に区別し、外力が一方向を向いていないか調べることからはじめます。

教科書に載っている法則をただ覚えているだけではダメです。問題を解くとき具体的にどう使うのかまで理解していなくてはいけません。法則の正しい用い方を明確に説明しました。

他の参考書では書いていないような受験生が本当に必要としている事項満載です。

詳しくはこちらをどうぞ

 

『高校化学 気体の製法の理論を整理すると』を出版しました。

高校物理参考書『高校物理発想法』を出版しました。

詳しくはこちら

アマゾンのkindleにて『高校化学 気体の製法の理論を整理すると』を出版しました。

高校の化学でさまざまな気体の製法を学びますが、その理論をあまり整理せずに、雑然と覚えている人が多いような気がしますので、それらをキチンと整理してみました。

気体の製法を次の6項目に整理します。

①正しい材料試薬を選んで、正しい化学反応式を書く

②加熱が必要かどうか

③反応を止められるか

④気体の分離(主にH2Oの除去)

⑤置換法(捕集法)

⑥実験装置を覚える

このように整理すると、すっきりすると思います。興味のある方は参考にしてください。

『高校化学 中和滴定』『高校化学 気体の製法の理論を整理すると』『高校化学 熱化学方程式の問題の解き方』を出版しました。kindle出版です。

未知の酸または塩基の濃度を決定する操作を「中和滴定」といいます。中和滴定について高校化学で必要な知識をまとめます。教科書ではあまり取り上げられていないちょっとしたコツも紹介したいと思います。詳しくはこちらを。

高校化学でさまざまな気体の製法を学びますが、その理論をあまり整理せずに、雑然と覚えている人が多いような気がします。本書ではそれらをキチンと整理します。

高校化学の熱化学方程式の問題は、場当たり的に解くのではなく、整理して系統的に解くべきです。それをまとめました。

わたくし、大阪の家庭教師が高校物理の参考書を出版しました。

タイトルは『高校物理発想法~あやふやな理解を明確に~』です。

『§3 v-t図の考え方』より

「物体の運動を考察する際、v-t図を使うと分かりやすい場合があります。v-t図の用い方は知っている人も多いかと思いますが、ひとつ喚起しておきたいことがあります。v-t図を作図せよ」、という設問があったら、それは、「これ以降の設問でv-t図を利用して解けば簡単に解けますよ」という誘導である場合が多い、ということです。物理の入試問題では、いかに出題者の誘導に乗るか、ということもポイントになってきますので、こういうこともしっかり押さえておきましょう。」

このように受験生が本当に必要としている実践的な知識を載せました。

『§4 「エネルギー保存の法則」「運動量保存の法則」の式をたてる際に注意すること』より

「運動量保存の法則は、「内力だけが働く系では、運動量の和が保存する」というものです。ここで運動量はベクトルですから分解することができます。すると、外力が働いていてもそれが一方向を向いていれば、それに垂直な方向は内力だけが働くことになりますから、その方向の運動量は保存します。したがって運動量保存を使うときは、まず働く力全てを内力と外力に区別し、外力が一方向を向いていないか調べることからはじめます。

教科書に載っている法則をただ覚えているだけではダメです。問題を解くとき具体的にどう使うのかまで理解していなくてはいけません。法則の正しい用い方を明確に説明しました。

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