物理の問題を解いて、次のような答えになったとします。
この表記はなんだかよくわからない、好ましくない表記です。こういう場合、次のようにすると
非常に分かりやすいです。T/TとV/VがノーディメンションでP1とP2のディメンションが等しい、と一目瞭然です。
このように、ディメンションを意識した表記にすると、早く、ミスが少なく、集中力を保って、解答することができます。
次に
このように運動量保存とエネルギー保存の2式が立ったとします。vとhが未知数です。
運動量保存を変形して、エネルギー保存に代入すると
これをhについて解くのですが、次のようにしてしまうと
なんとなく見づらいです。ここは
とするとどうでしょう。1/2mv02をひと固まりのエネルギー見るわけです。見やすくありませんか?
ここから
と変形します。非常にスッキリしますね。自分がどういう変形をしているのかも明確です。
常にディメンションを意識した表記にすれば、得点アップがはかれます。
参照 ディメンションを確認する
ディメンションについて、拙著『高校物理発想法』で詳しく解説してあります。参考にしてみてください。
『高校物理発想法』の詳しい紹介はこちら。
なお、近日発売予定の『東大物理攻略マニュアル(仮)』にても詳しく説明しています。