『高校物理発想法』出版

大阪の家庭教師が高校物理の参考書を出版しました。

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タイトルは『高校物理発想法~あやふやな理解を明確に~』です。

理解があやふやになりがちなところをズバリと指摘。教科書に書いているような知識事項だけではなく、それを使ってどのように解くのか、という発想法に重点をおいて解説した、これまでに例を見ない画期的な参考書です。

本文から注目すべき内容を引きます。

『§3 v-t図の考え方』より

「物体の運動を考察する際、v-t図を使うと分かりやすい場合があります。v-t図の用い方は知っている人も多いかと思いますが、ひとつ喚起しておきたいことがあります。v-t図を作図せよ」、という設問があったら、それは、「これ以降の設問でv-t図を利用して解けば簡単に解けますよ」という誘導である場合が多い、ということです。物理の入試問題では、いかに出題者の誘導に乗るか、ということもポイントになってきますので、こういうこともしっかり押さえておきましょう。」

このように実践的な知識も載っています。

『§4 「エネルギー保存の法則」「運動量保存の法則」の式をたてる際に注意すること』より

運動量保存の法則は、「内力だけが働く系では、運動量の和が保存する」というものです。ここで運動量はベクトルですから分解することができます。すると、外力が働いていてもそれが一方向を向いていれば、それに垂直な方向は内力だけが働くことになりますから、その方向の運動量は保存します。したがって運動量保存を使うときは、まず働く力全てを内力と外力に区別し、外力が一方向を向いていないか調べることからはじめます。

教科書に載っている法則をただ覚えているだけではダメです。問題を解くとき具体的にどう使うのかまで理解していなくてはいけません。法則の正しい用い方を明確に説明しました。

『§20 方程式の解き方』より

「未知数が3つで式が3式立った、あとは解くだけ、しかし方程式が解けない、あるいは解く時間がない、というケースがあったとします。そういう場合は、解答用紙に「未知数3つで式が3つだから、これを解けば解は求まる」などと書いて部分点獲得を狙いましょう。」

1点でも多く得点しようとすることも大切です。

『§41 レンズの問題の式的構造』より

「レンズの問題は、基本的に次の2式で解けるようになっています。

 1/a+1/b=1/f・・・①

 |b/a|=m・・・②

a:光源の位置、b:像の位置、f:焦点距離、m:倍率

 変数がabfm4つで式が①②の2つですから、問題文中に条件として、変数の内2つが与えられているか、あるいは①②とは別の2つの条件が与えられているはずです。そうでないと答えを求めることができません。問題のこういう式的構造が見えていれば、解答をスムーズに進められます。」「レンズの問題に限らず、「未知数が3つで、今、式が2つ立っているから、あともう1式条件がいるな」というふうに式的構造を意識しながら解答を進めると、見通しが良くなります。」

受験物理で意識すると良い方法論も載っています。

『§75 粒子性と波動性をつなぐもの』より

「光子のエネルギーE=hν、ドブロイ波長λ=h/pは覚えなければいけませんが、ただ覚えるのではなく

E=hν、 p=h/λ は粒子性と波動性をつなぐ式である

としっかり意味づけて覚えるべきです。」「次のことを覚えておくとよいでしょう。高校の範囲では、電子に関して粒子性と波動性をつなぐ式はp=h/λ の1式しかない、ということです。したがって、電子に関して粒子性と波動性の関係を問う問題がでたら、式の選択に迷う余地はありません。このことを把握していると電子波の問題の見通しはかなりよくなります。」

このように何をどのように覚えておくべきなのかはっきり指摘しました。

それと、私が指導するときに念頭においていることにうっかりミスを防ぎたいというのがあります。
物理という科目は非常にうっかりミスを犯しやすい科目です。移項するときに正負変えるのを忘れる、割り算で分母分子ひっくり返すのを忘れる、消した文字を復活させてしまうetc。そこで『§4 ディメンション』『§13 特別なケースを考える』などでうっかりミスを防止する手立てを述べました。大学受験において、ライバルたちのレベルがそう極端に異なることはないでしょう。そうすると、合否を分けるのはうっかりミスだと思うのです。そういう意味でここはかなり重要です。

以上、私が家庭教師の仕事で得た豊富な教訓を生かした貴重な内容になっています。他の参考書では書いていないような受験生が本当に必要としている知識満載です。物理高得点を目指すなら是非手に入れてください。

フォーラム・Aより出版です。

 

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